前回の転職先が決まり、研修が始まってからのお話です。
転職先は某大手リラクゼーションサロン。店舗数も多く、本来なら本社で面接受けていくつかの自分の希望店舗の中から配属先が決まるらしいのですが、私は直接店舗で面接受け、そのままその店舗での採用と配属が同時に決まった形でした。
研修は、必要なコマを決められた期間内で埋めながら、最終的に技能試験を受け、合格できれば晴れて入店となる流れ。研修センターが品川という事で、自宅からはやや距離があったものの、前職の勤務先の隣の駅だったので気持ち的にはテリトリー内。しかも大学のコマ取りの様に、ある程度自分の都合で研修日をスケジューリングできるのも、このサロンを選んだ理由でした。会社の理念も共感できる部分が多かったし。
最初の1日目だけ、指定の日に受けるのですが、この日一緒に研修に入る数名の仲間を「同期」と呼んでいました。
年齢も境遇もバラバラの集まりでしたが、幸いな事に同期仲間はみんな気さくで、人の良い雰囲気の持ち主ばかり。私はこのサロンを結局1年で退社するのですが、今でも繋がっているのは嬉しい縁です。
研修自体は最低限の知識と、決まった施術内容とマナーを一通り覚えるというもの。もちろん、研修生同士で施術を受けあって実技を磨くのですが…早い段階で、これで大丈夫なのか???と不安が。経験は当然、店舗に入ってから積んでいく事しか 出来ないのですが、決まった時間に決まった内容の施術で決まったトークをやるというのが難しく。テンパり易い性格なので、ちょっと流れがうまくないと息があがって会話もままならず。当時は店舗配属が恐ろしくてなりませんでした 笑
それでも、入店試験もクリアし、ワタワタしながらもお客さんと接していく内にそれなりに慣れるもので。あがり症で落ち着きなくても、キャラとして受け止めてくれる常連さんがなんとありがたかったか…
ただね、どうしても施術に自信が持てずに、いつも『これでいいのかなー…?』と思っていました。そんな気持ちでお客さんに接するのもどうかな?なので、店長と開店前にせっせと朝練もしましたよ。
でも、十人十色で体の状態ってお客さん一人ひとりで当然違うんです。さっきの人はしっくり来ても、今度の人はどうしてこんな体の状態なんだ???と疑問が増える一方で。断片的な知識をつなげる術がわからなかったんですね。
施術内容が決まっているのも、チェーン経営する中、未経験者を採用・教育して送りだすので当然なんですけど、お客さんが様々な体の辛さがあるのに、通り一辺倒ってどうなのさ、という思いもありました。
経験値ゼロに等しいクセに生意気です( ´艸`)
さらに言うなれば、常連さんは店にとってはありがたいけど、本人は通い続けないと辛い状況が改善されないってどうなんだろう、と。
私自身、体が辛くて整体・鍼灸・整骨院にリラクゼーションと色々渡り歩き、通い続けないといけない事が何だか悲しいなーと思っていたので、なんだかやりきれない気持ちになる事も多くて。
しかも!施術をやってる本人がとても不調!腰が痛くなるんです!
体を上手く使えてない未熟者の証拠なんですけどね。これまた本末転倒ですよ、もう 笑
今でこそ思うのですが、そんな疑問を持ちながらも年数と経験を重ねていけば、きっと得られるものがあるんですよね。同じ施術内容でもその人の体の状態にあったメリハリの付け方だってあるし、そもその施術が何を目的としているかとか、何が原因で辛さが出ているかとか…
せっかちに焦っていた自分はそんな経験値より、体系的にさっさと理解できる術が欲しい、尚且つ、いつかは独立したいという思いもあったので、早々にどこか別のスクールに通おうと決意。探しました、夜な夜なWEBで。
そして「出張整体、スクール」で検索して見つけたのが手力整体塾でした!
後に続きます…