先日友人からメールで「また腰をやっちゃった!」と連絡がありました。座ったり横になれば痛みは楽になるとのこと。すぐにでも施術したいところでしたが、当日は仕事の都合で来られずに翌日の施術となりました。

やってしまった!と思ったその時に自分で出来ることは?

『イタタタ…!!』そんな時、人の体は痛みへの恐怖でかたまってしまいます。ちょっと動けるかしら?と、恐る恐る体を動かしてみると。。。ひどく痛みを感じる姿勢と併せて、痛みが無くなる姿勢が何かしらある場合はラッキー!施術で和らげることができます。

でも今回のお友達のように、今はどうしても整体を受ける時間が作れない、ということもありますよね。そんな時の応急処置として冷やすか温めるかがあります。

急性の痛みにはRICE処置でオールオッケー?そうではありませんよ!

急性の痛みや怪我の応急処置として行われるのが『RICE(ライス)処置』。耳にした事がある人もいると思います。

R.(Rest/安静)
I.(Icing/冷却)
C.(Compression/圧迫)
E.(Elevation/挙上)

捻挫、打ち身、脱臼、骨折や怪我などに対して行われる一般的なこの応急処置。目的は一時的に血流を抑制させ、出血や炎症を抑えることです。

冷やす、と言うのはこのライス処置の一環。つまり、血行を抑制するための処置であり、怪我や炎症が起きた瞬間の急性期の痛みを和らげる為のものです。早ければ早いほど効果あり。

けれど、その後の回復期には逆に血流を促す事が必要となってきます。
血流を抑制し続けると…回復に、うまく無い事は想像つきますよね。

急性期か回復期か、見分けるひとつに痛みが無くなる姿勢があるかどうか、があります。これが、ライス処置の要・不要を見分けるポイントにもつながります。

ついでに、ライス処置が有効な痛みとして
・ズキズキと脈打つ様な痛み
・腫れや赤みがある
などの症状も わかりやすいですね。

さて、冒頭に書いた「やっちゃった!」 友人は「座る・横になる」は楽とのことだったので、湯たんぽやカイロであっためて、お風呂もゆっくりつかる事をすすめました。
ついでに、庇いすぎて動かさないより、動ける範囲は動いた方が良いよ、とも伝えました。動く=血流が上がる、ですからね。
翌日に施術を受けに来てくれましたが、この温めるアドバイスが助かった!と言ってました、お役に立ててよかった!

整体の施術も、回復期でなければ行う事は出来ません。今回は1週おきの2回施術で回復頂いたようでしたが、上記の知識、知っておくと何かと役に立ちます!
冷やすか温めるか、迷った時の参考になれば幸いです^^