人生初!ボルダリングを体験してきました。

前職の仲間に誘われて、人生初のボルダリングにチャレンジしてきました。場所は泉体育館。多摩モノレール線の泉体育館駅から徒歩1分。立川市内在住・在勤者はお得に利用できるようですが、私は日野市民なので市外者料金。それでもたった400円なので気軽に利用できます。

さて、意気込んで初回者講習に臨んだものの、いざボルダリングルームに案内されると「え?これだけ?」とちょっとがっかり。さほど高くない天井の部屋に幅は15メートル前後でしょうか、ちょっとだけ前傾の壁があるだけ。なんか張り合いない~!と思った私はこの後自分の身の程を思い知らされます。

画像引用:泉体育館HPより
他を知らないので比較はできませんが、泉体育館のボルダリングは、初心者から中級・上級と色別にコースが案内されており、スタート・ゴールの設定と、どのホールドを使うかが番号や色で示されていてビギナー向けという印象。私は正真正銘の初心者なので一番簡単なコースにチャレンジ。講習でスタッフのお姉さんが実演してくれたのを思い出しながら、なんとか登りゴールにタッチ。壁の傾斜もなく簡単に登れたものの、あまり経験のない動作なので腕の力で頑張る感じでした。見た時はそれほど高くないと思った壁も、ゴールまで手をかけるとそれなりに。高いところが苦手な私はこのくらいが限界かな?
さて、次のコースに挑戦。これも初心者コースだし…と思ったら。なんと壁の途中で力尽きて落ちてしまい、無様に尻もち(^^;) 小学生もたくさんいましたが、彼らはひょいひょいと身軽に登っていきます。わたし、からだが重いのかしら~(これは間違いないのですがww)と言い訳しながら、登れない原因について考えてみました。

腕だけでは登れない!体の使い方がキーポイント

体が重いとやはり難しさは上がるようです。でも、何よりも体の使い方がキーポイントになるよう。経験者の若い男性がいたので少し教えてもらったのですが、腕だけではダメとのこと。脚も使うこと。また、壁から胴体をなるだけ離さないのも大事な点だと。むむむ…これはまさしく物理の理論。当たり前ですね、地球上で生きている私たちはいつでも重力の影響を受けて過ごしています。
壁から胴体が遠くなればなるほど、重心の位置は壁から離れることになります。テコの原理で考えると重心が(テコの原理をよく学ぼう)壁から離れればホールドに掛ける手足はより負担が大きくなります。結果、腕と脚が疲れて落ちてしまう訳です。経験者曰く、壁から胴体を離さない為には体幹を使う事が大事とのこと。

体幹ってなに?使えるとどんなメリットが?

体幹というフレーズをよく耳にしますが、そもそも体幹って何でしょう?簡単にいえば、体の軸を支える姿勢維持のための筋肉のことです。これを鍛えるとボルダリングでは次のようなメリットがあります。
①姿勢を維持できるようになり、体がブレない
②重心(下丹田←お臍のちょっと下くらい)移動でスムーズに登れる
①について。まず体幹(インナーマッスル)が弱い場合について考えてみましょう。姿勢を維持できずにふらふらグラグラすると、ホールドにかけた手足も安定しません。これは前述のとおりですね。負担が大きくなり、全身を支えることが困難になります。姿勢をキープできるということは、手足への余計な負担が減らせます。無駄に体力を消耗せずに済むのです。
次に②について。私たちは歩く際、重心を前後左右に移動させています。ボルダリングにおいてはこの重心移動に上下が加わってきます。重心移動のためには良く動く四肢(腕や脚)が重要ですが、これも体幹を上手く使って複数の筋肉を連動させることがポイントになります。
握力も必要、姿勢を保つインナーマッスルも必要、全身を連動させて、よく動く腕と脚の筋力(アウターマッスル)も必要。なるほど、ボルダリングがバランスの良い筋トレになることがよ~くわかりました。

結局私は1時間でギブアップ。しかも大半は休憩して(笑) お友達は私よりちょっとお姉さま(でも、ボルダリン初体験は同じ)ですが、しっかり中級者コースまでクリアしてましたよ!さすが、日頃体を動かす習慣がある人は違う!何かと反省点が多い私でしたが、この経験は楽しかったし、またやってみたいと思いました。
歳を重ねるとやったこと無いことにチャレンジする機会は段々少なくなってきます。時間も取りにくいし、なんとなくしり込みしがち。ですが、いざやってみると新しい発見ができます。楽しいかどうかはさておき(今回はすごく面白かったです!)でも、ちょっと目線が変わる経験になります。運動オンチな私を誘ってくれた友人に感謝!そして筋トレ&ダイエットにより励もうと思う私でした~^^