整体塾のトレッキング部に参加してきました!
私が整体を学んだ手力整体塾のトレッキング部、およそ1年ぶりに参加して参りました!
当日朝の天気は曇り空。午後3時くらいから雨予報だったので、集合も早めに本厚木駅に向かい、同時期に学んだ仲間のSさんと合流。その後は先生の車で登山口まで。目指すは相模原にある宮ケ瀬ダム。宮ケ瀬ダムは首都圏最大級のダムで、そのダム湖周辺は観光スポットとしても有名な様です。クリスマスシーズンには湖畔園地でのイルミネーションがきれいだとか。樹齢メートルを超える本物のモミの木のクリスマスツリーもあるんですって。夕方から点灯してるらしいので、いつか見に行きたいです。
脱線しました、トレッキング部に戻ります。今回登ったのはこの宮ケ瀬ダムのほとりから登ることができる仏果山です。整体塾の先生と仲間で山に登るのだから、もちろんただ登るわけではありません!からだの使い方、登る前と後でのからだの変化。自然からいろんな気づきを得て、自分にとっての整体とは何か?について考える…はたまた、お客さんとの施術の中で抱いた疑問を先生や先輩にぶつけてみたり、ごくごく日常の話をあれこれとしてみたり…
トレッキング部は昨年に続き2回目の参加でしたが、ちょっとハードな内容になると聞いていたので、事前に高尾山に3回登って脚ならししておきました。が!今回の登り口はとにかく急斜面!10歩くらい登った時点で『登り切れる気がしない…』とかなり自信喪失。「こんなところが5・6か所?くらいあるから」と先生。ちょっと泣きそうな気分になりました。けれど、息を切らしながらも登り続けていくうちにおや?つらさがなくなってきた!日常よりも多めの負荷に、筋肉が最初はパンパンになるけれど、使い続けるうちに筋ポンプが働き、段々とスムーズに動き出すからですね~^^とは言え、かなり急な登りが度々現れるので、時に無言になる程体力は消耗し、お腹が空くこと空くこと。頂上での遅めのランチタイムにはおにぎり2個とサンドイッチにみかんにと…食べ過ぎです(笑)
山に登ると普段使わない筋肉を使います。舗装されてない山道は土や枯葉、ゴツゴツした岩場や木の根の階段etc.山あり谷あり、のんびり歩ける道もあれば両サイドがかなりの傾斜の尾根歩きだったり…足をつく場所を探しながら、枯葉が多いとうっかり踏み間違えてヒヤヒヤしたり…。ドキドキするけど、不思議に楽しいです。非日常ってワクワクしますよね。心が刺激を受けると同時に、体もやっぱり変わってきます。背中や脚が疲れている筈なのになんだか軽く感じたり、血行良くなって思いもよらない場所がかゆくなったり!?山に登るという行為が、体を整えてくれるのです、楽しくってからだも元気になって一石二鳥!
さてさて、実は先日、また同じ山に登ってきました。今度はひとりで電車とバスを乗り継いで。本厚木駅からバスに乗ること約1時間、登山口となる土山峠に到着。下車する際に運転手さんに「気を付けてね、いってらっしゃい!」と声をかけられました。こころなしか心配顔だったのは女性ひとりだったからでしょうか(^^;) でも、人の気づかいを感じるとなんだか嬉しくなりますね。「ありがとうございます、いってきます!」
この日は快晴。先週登ったのでルートの雰囲気と距離感もわかっているし、気持ち的に楽です。急斜面の登山口も『そうそう、これこれ』と息きらしつつ登ります。
帰りのバスの時間もあるので少し早めのペースで登ること1時間40分で登頂、道中すれ違った人は一人だけでしたが、頂上についたのが正午頃だったのでお昼を楽しむ6人グループとカップル一組がいらっしゃいました。にぎやかなおしゃべりをBGMにひとりのんびり食事です。前回先生や先輩がバーナー持参であったかご飯だったのがうらやましくて今回は私も持ってきましたよ^^お天気よくて暖かい日ではあったけれど、袋ラーメンを煮込んでアツアツで食べるとうまーい♪ 自然の中で食べるごはんは何でこんなに楽しくて美味しいのでしょうか!
登山で実験、からだに起きる変化を観察してみる。
さて、前置きが長すぎましたが、ここからが体の変化のレポートです。
2回目のトレッキング、登る前の私の身体ですが、数日パソコン作業が続いたせいか背中と肩が張って重たい感じ。登山前夜はあえてストレッチをせずに就寝し、朝は左側の腰に軽い痛み、ついでに同側中殿筋がチリチリと痛い感じでした。右首の後ろから肩甲骨にかけても痺れる感じがちょいちょい出ており『しめしめ…これが、山に登るという行為でどれだけ変化するか?』とワクワク。
結果、変わりましたよ~!!前述の痛みはすべて無くなりました!やっぱり体を動かすって痛みをとるのに有効です。でもでも…先生達と一緒に登った時とずいぶん違うんです。。。なぜ?
1回目と2回目で感じた身体の変化の仕方が違う!理由を考えてみました。
1回目、先生たちとの登山は登り始めこそ、とても辛かったけれど途中は疲れるながらも、なんだか背中が軽くなりました。帰宅の際の自転車漕ぎがビックリするくらい軽快、急な坂も「あれ?朝、漕いだときよりラクに感じる~!」と、子どものお迎えが無ければもっともっと漕ぎ続けたい衝動を感じた程!あまりの体の軽さにテンションあがり過ぎてご機嫌な私に、家族はちょっと引いてましたが…で、お風呂にゆっくり入って心地よい疲れと共に就寝。ストレッチは…しなかったけれど(ほんとはちゃんとケアした方が良いです。。)、そこから2~3日は軽さを感じていました。それくらい体に変化があったのです。
2回目もその感じを期待していたのに、なんと!!その変化は訪れませんでした。。。トレッキング自体楽しかったし、いつも下山の際に出てくる膝の痛みもなかったし。(左右の使い方のクセを意識して、なるべく均等に使えたからだと考えられます)前述しましたが、この日の朝に感じていたあちこちの痛みもとれたし(しっかり筋肉を動かして筋ポンプが働いたのですね)。そう、体の変化は感じたのに、あの、かる~くなる感覚が薄い…ちょっとがっかりです。
この違いを生んだものはなんだろうと考えてみたところ、登るスピードかな?と思いつきました。
先生たちと登った先週は、ややのんびりしたペースでした。道が不慣れ且つハードな内容だったのもありますが、おしゃべりしながらだったのが大きかったかもしれません。
これに対して2回目のトライは帰りのバスの時間があるので(なにせ1時間に1本)景色を楽しむために立ち止まる以外は結構急ぎ足だったと思います。今回に限らず、近場のハイキングでも一人だと登ることに集中しがちなので自然とペースが上がるのが私のクセです。
勢いで動くともったいない!ゆっくり動作のメリット。
登るスピードが違うと何故これ程体に起きる変化が違うのか。「動作をゆっくりにすると、いいことずくめ」の先生の言葉が浮かんできます。急ぐ動作だとアウターの筋肉を使いがちです。勢いをつけてぐいぐいと登ったことが思い当たります。また下山の際も大股で駆け降りてしまい、乗る予定だったバスの一本前に登山口に辿りつく程急いでしまいました。逆に、ゆっくり動作だと身体をしっかり支えながら全身を連動させて段差を登ったり下りたり。姿勢維持のインナーの筋肉もちゃんと使われるので、結果、使われる筋肉の数は増え、くまなく体がほぐれるのですね。
体を動かしたくて山に度々出かけるのに、昨年の手力トレッキングの時のような衝撃的な変化には物足りないな~、きっとコースが単調だからだな~、と思い込んでました。が、そうでは無かったと1年がかりで納得しました。ひとりでの山登りは体の実験やいろいろ考えるには良いけれど、楽しいおしゃべりがあった方が体をほぐす目的には良いのかも。年明けにはまた第3回のトレッキング部が開催予定だとか。ぜひともまた参加したいと目論んでいるので、手力塾の皆様、どうぞよろしくお願い致します!
ところで何でもう一回登りに行ったか。もう一度天気の良い日に行ってみたいと思ったのと、ちょっと根詰めてパソコン作業をしていたら肩と背中がガチガチになってしまい…あの、軽いからだをもう一度!と思ってしまったからです(^^;
最後に、先生、先輩Aさん、先日塾を卒業されたSさん、楽しく有意義なひと時をありがとうございました♪