先日、お客さまに「からだの為に、自分で普段から出来ることってありますか?」と質問頂きました。
自分で出来る簡単からだケアの方法
いくつか例を挙げてみましょう
・ストレッチ
・呼吸法
・からだの使い方
・姿勢の取り方
・ゆっくり動く(何故かは別枠で‥)etc.
簡単にできるけど、皆さんあまりちゃんとやらない(笑) と言うか、整体部屋やってる自分でも、つらいな~と感じた時しかやってません‥(´∀`;)
私自身の場合、生業としてやっている分「こうすれば楽になる」の察しはつきます。理論的にポイントとなる箇所を重点的にストレッチ。その他、上記に挙げた内容をいろいろ気を付けたり試したり。おかげで、事務職を続けていた頃とはぜんぜん体の辛さが違います。体はちゃんとケアしてあげれば辛くなくなるんですよ!
けれど、色々体の為に出来ることを考えていくと、ふと思ったことがあります…
力を抜くという事。
出来ていない人、とっても多いです。筋肉の収縮スイッチがONになったままOFF出来ないんですよー(泣)そして、自分がOFFに出来ていない事にも気づけない。筋肉と意識がつながっていないのです。(ただし、筋肉には不随意筋と言うものが存在します。これは意識とは関係なく運動するもの。例えば心臓の拍動や呼吸の際に使う筋等がそうです。ちなみに呼吸筋にも随意筋と不随意筋があります)
本来なら、自分の意思で動かす事ができる筋肉。どうしてそれが出来なくなるのでしょう?
・筋肉にコリやハリが出来て動かしづらくなっている
・偏った体の使い方で、使えない筋肉が出来ている
・水分不足で体の電気信号が上手く伝わらない etc.
これらは、物理的・生理的な要因と考えてよいですよね。けれど、もう一つ大事なことがあるんです。
使っている筋肉に意識をフォーカス!
よく、筋トレの際に「鍛えている筋肉を意識しながら~♪」というセリフをつかいますよね?日頃、筋肉を意識しながら動かすなんて事はほぼ無いと思いますけど、この筋トレ話の様に、意識しながら動かすことはまあまあ出来るかと。
しかしながらです、動作は伴わずに○○の筋に力を入れてみて下さい、と言われるとどうでしょう。
例えば、、、椅子に座った状態で太もも前側の筋肉(大腿四頭筋)を意識しながら膝を伸ばす動作は割と簡単ですよね。けれど、床に膝を伸ばした状態で、同じ大腿四頭筋だけに力を入れられますか?
動作しなくても、意識した筋肉を動かす事ができるとボディービルダーがよく見せてくれる「胸筋ぴくぴく」が出来るようになります(笑)
で、この意識してONが出来ることと同時に、意識してOFFもやった方が良いですよ~と言うのが今回のお話。
上記しましたが、体が辛いという人は無意識に力が入りがちな人が多いのです。しかも入っているのに自覚は無し。これでは力みっぱなしで疲れるのもわかりますよね。なので、力を抜く練習をしてみてはいかがでしょう?
やり方をひとつご紹介。座ったり立ったりだと体の感覚を感じにくいので、仰向けに寝た状態でトライしてみましょう。お風呂上り、就寝前などおススメです。いつも体のどこかに力が入っている人は、ちょっと難しく感じるかも。けれど、目を閉じて息を大きくゆっくり吐きながら『脱力ー…』と心で唱えましょう。同時に全身の力を抜いていきます。やり始めは上手くいかないかもしれません。けれど深呼吸を繰り返しながら体が緩むイメージ続けていくと…段々、力が抜ける感覚が掴めてくるはず。緩んだ体に意識を向けていくと、日頃自分がどこに力が入っているかもわかって来ます。そうなればシメたもの。どこに力が入りやすいか。今、力が入っているか抜けているか。ONとOFFが意識できてくるのです。
ちなみに、意識して筋肉を動かす必要はありませんが、意識した時に動かせるはずの筋肉が動かないのは問題。その前段階として、自分の体のどこがONでどこがOFFになっているかをちゃんと感じることが出来る事は重要だと思います。
重ね重ねですが、いつも体が辛いと感じる人はONになりっぱなしの人が多いです。まずは、『力を抜く』事を意識してみてはいかがでしょう?